思い立ったが吉日日記。

笑いたい時は笑うの!泣きたい時は泣くの!書きたい時は書くの!自分の気持ちを無視してはいけないのだ。素直に生きることをモットーに働く主婦の胸の内を語ります。

お題日記に投稿「卒業」

卒業というと…。
どうしても 思い出しちゃうのは
中学の卒業式。

当時私には大好きだった男の子がいた。
同じ部活の男の子だ。

その男の子にはラブレターを
出したことがある。
が、そのお返事はもらえないままだった。

ラブレターを出したものの、
返事を聞きに行く勇気がなくて、
何もできないまま ただの部活仲間の
まま学校生活を送っていた。

彼のことは好きだったけど、
卒業する数か月前にクラスの男の子から、
生まれて初めて告白なんてされちゃった私は、
成り行きでお付き合いすることになって
生まれて初めての彼氏ができた。

卒業を控えて、大好きな彼とは高校は別々。
やっぱり、最後にもう一度気持ちを伝えたい!
彼の第2ボタンが欲しい!!ってことで
彼のもとへ向かう。 今でもよく覚えている。

卒業式が終わって、校門の前でみんなが帰るのを、
名残り惜しんで、記念に写真とったり
友達と話たり、先生にお礼言ってたり。

当時の事、彼がどこに立っていてたかとかも
ちゃんと覚えている。

それとは逆に当時付き合っていた彼氏のことは
まったく覚えていないのだ。
どこにいたのだろう?(笑)

今考えると、普通お付き合いしてたのなら、
卒業式の帰りは一緒に帰るとか、何かしら
約束をしていそうなものなのにね?

今日で卒業だ。もう毎日学校で会えなくなる!
そう思ったら 足は大好きな彼のもとへと
自然に足が向かってた。

ドキドキしながら、もうね?まわりの目なんて
関係なかった、誰かに見られて恥ずかしいとか
そんなのもなくて、ただ、彼の第2ボタンが
欲しい!!

彼の前に立ち、
「好きです。第2ボタンください」と言うと
彼は「あ、はい、どうぞ」とくれました。
この時、もらった第2ボタンは私の宝物になった。

結婚するまで、ずーっと、ずーっと
大事に大事にしまってあった。
今の旦那と結婚がきまり、実家を出る時に
荷物の整理をする。断捨離すべく、
「いるもの」「いらないもの」を振り分けた。

思い出の第2ボタンは「いらなもの」の中へ。
ものすごーく、迷ったけどね。

今まで、自分が捨ててきたもので、
捨てなきゃ良かった!って思ったものは
ほとんどないけど、このボタンだけは
捨てた事を後悔している。

もう、捨ててしまったものは2度と手に
入らない。後悔しても遅い。痛感している。

第2ボタンの彼とは大人になってから
当時のことを話せる機会があった。

彼は中学校時代結構モテていた。

って知ってはいたが、本人の話を聞くと
私が思っていた以上だった(笑)

そりゃ、私なんて相手にされない訳だわー
なんて思った(笑)

ただ、そんなモテモテの彼の第2ボタン
ゲットできたのは奇跡だ(笑) なんて強運な私(笑)

早い者勝ち?(笑)
私が彼に第2ボタンをもらう姿を、
どこかで別の女の子は、あ!先越された!
ってみてたのかな?(笑)

モテモテの彼の後日談としては、
当時は周囲に冷やかされるのが嫌だったから
女の子と付き合うとか、嫌だったらしい。

その言葉のとおり、彼はモテていたにも
係わらず、誰ともお付き合いしていない。
これまたちょっと嬉しい(笑)

中学を卒業したあとだったら、
少しは可能性があったかもね~なんて今頃
そんなこと教えてくれてもねぇ?(笑)

中学時代にした彼への告白、
宙ぶらりんなまま20年以上経ってから
お返事もらえるなんてね。

「あの時、ちゃんとお返事できなくてごめんね」

40歳の私に彼はお返事くれました。

お返事だいぶ、遅かったけど(笑)
お返事くれてありがとう。

しかもね?

その後にくれた君の言葉嬉しかったよ。

今のお前なら「あり」か「なし」かと
聞かれたら「あり」だったな。
付き合ってみれば良かったね、って
言ってくれました。

ある意味これって凄いこと。

若い頃の私じゃなくて、年齢重ねた今の
私を良しとしてくれたんだもの。
魅力を少しでも感じてくれたんだもの。


最高の褒め言葉だ。


最高のお返事をありがとう。

これからも 卒業シーズンがくる度に
もう手元にはないけれど、第2ボタンの
ことを思い出しそう。

形こそ残っていない、第二ボタン。
だけど私の胸の第二ボタンとしてこれから
勲章のように大事にキラキラ輝かせていけたらいいな。
なとど思っています。

テーマは「卒業」なのに。

実は卒業していないのでは?(笑)

いいえ、ちゃんと卒業しましたよ。
中学時代の告白に答えがやっと出たところですけど

確実に新しいスタートへ向かってますからね。


おしまい