思い立ったが吉日日記。

笑いたい時は笑うの!泣きたい時は泣くの!書きたい時は書くの!自分の気持ちを無視してはいけないのだ。素直に生きることをモットーに働く主婦の胸の内を語ります。

お母さんの匂い。

私はいつも髪の毛をセットをするとき

最後の仕上げにヘアオイルを少しつける。

 

お気に入りのヘアオイルがある。

バニラの香りがほんのり香る。

 

若い頃から香水とかには全然興味なし。

だから香水を買ったことは一度もない。

 

 

ある日、旦那が美容院から

お勧めされて買ってきた

ヘアオイルの香りが私のツボにハマる。

 

初めて好きな香りに出会った。 

 

美容院から買ってくるやつだから

お値段は少しお高め。

 

いつも旦那は美容師さんに

勧められるままに

お高めなシャンプー、

お高めなトリートメントを

買って帰ってくる。

 

 

アナタの髪にこのお高めの品々は

本当に必要ですか??と

問いたいところだが、

口出しすると何かとめんどうなことに

なりそうなので敢えて言わない(笑)

 

まぁ、旦那が色々買ってくるおかげで

私はこのヘアオイルに出会えたのだから

結果オーライってことで。

 

 

ある日ヘアオイルが底をつきた。

 

次回美容院に行ったら買ってきてほしいから

先に美容師さんに取り寄せてもらっておいてと

旦那に連絡をするようにお願いした。

 

するとどうやら美容室では別の

ヘアオイルを取り扱うことになり

私のお気に入りのヘアオイルは

今後入荷しないし、

在庫もないとのことだった。

 

 

とても残念だった。

 

 

仕方がないのでドラッグストアで

似た香りのオイルを探そうと

いくつか試してみたものの、

残念ながら私が気に入る香りを

探し出すことができなかった。

 

 

最寄りのドラッグストアで

入手できないのであれば

やっぱりネットで購入するしかない。

 

検索をかけたら商品自体は

ちゃんとまだ存在していたので

3本まとめ買いしておいた。

 

 

そんなこんなで今はお気に入りの

ヘアオイルを使えている。

そろそろ最後の3本目が終わってしまう。

またネットで買わなくちゃ。

 

 

 

ここ数年、休日などお出かけの時に

帽子をかぶるのが好きになった。

 

昔は帽子なんて上級おしゃれさんが

かぶるものだと思っていた(笑)

 

 

帽子をかぶり始めた頃は

なんだかちょっと

照れ臭いような気分だった。

 

が、今となってはなぜ

そこまで帽子に対してハードルを

高く感じていたのかわからない(笑)

 

 

 

ある日、娘が私の帽子を手に取り

帽子の中の匂いを嗅いだ。

 

すると、お母さんの匂いだ!

この匂い好きなんだよね〜!!と言った。

 

ん?

 

どんな匂いだろう?と思って

自分で嗅いでみると

ヘアオイルのバニラの香りがして

確かにいい匂いだった。

 

 

あぁ、そうか。

娘が感じてる私の匂いってこれなのね。

 

 

数日前、とても暑かった日の出来事。

娘と出かけて汗をいっぱいかいた日。

 

間違いなく帽子も

汗臭くなったであろう日(笑)

 

車に乗り込んで

帽子をとって置いておくと

娘が私の帽子を手に取り

帽子の匂いを嗅ごうとした。

 

イヤイヤイヤイヤイヤ・・・・・

娘よ、さすがにちょっと

今日は臭いと思うのだけど・・・と

娘が帽子の匂いを嗅ぐのを制止した。

 

 

が、娘は

「いーの!嗅ぎたいの!」と

強く言うので

「ならばお好きにどうぞ」と言うと

娘は匂いを嗅ぎ満足そうに言う。

 

「あぁ、お母さんの匂いがする」

 

臭そうなそぶりは見せない。

 

えーーーー、

臭くないのーー?と聞くと

別に臭くないよ、と言うので

 

自分でも嗅いでみると

いつものバニラの香りがほんのり+

汗の匂いが混ざり合って微妙(笑)

 

 

まぁ、思いの他臭くはなかったけど

いい匂いとも言えない感じ。

 

 

ただ、こんな匂いでも

臭く感じないことやその匂いが

好きであると感じること=相手への好意

なんじゃないかな、などと思った。

 

好きな人の香りは自然と

自分も好きになってしまうのだ。

 

例えばとても好きな人がいて

タバコの匂いは好きじゃなかったはずなのに

気づくとその人の吸うタバコの匂いと

その人自身の体臭?とかが混ざった香りが

妙に心地よくなってしまう。

 

その香りを嗅ぐだけでホッとする。

あぁ、そうこれこれ、

この香りよ〜ってね(笑)

 

 

 

いつだったかな・・・

車中デートを楽しんでいた時。

 

車の中で好きな人の胸に

ぴっとりと寄り添って幸せな

時間過ごした後帰宅。

 

しばらくして

好きな人からメールが届く。

 

服に「お前の匂いが残っている」と。

 

えーーーー!

臭かったかな、ごめんなさい。

 

と、ちょっと凹む。

 

お風呂だってちゃんと入ってるし

香水とかつけてないし・・・

嫌な臭いだったかな?と尋ねると

 

 

別に臭くないよ。

さっきまで一緒に居たんだなって

実感したから言いたくなっただけだよ。

 

 

そうか・・・

この人は私と別れた後も

家で服についた私の匂いを感じて

私を思い出してくれたのか・・・。

 

なんか・・・

 

嬉しいな〜なんて

思ったことがあったっけな。

 

匂いと記憶は繋がっている。

 

 

幸せだった時間を

思い出させてくれる匂い。

 

 

思い出すことで

優しい気持ちになれる匂い。

 

 

そんな香りを身に纏えたらいいなぁ。

 

清潔にすることは第一だけれど

それよりももっとこう・・・

本能に響く香りっていうのかな?

 

 

お互いに本能で

惹かれ合っちゃうような?

そんなものに溺れたい(笑)

 

 

さて、これからどんどん

暑くなっていくだろうし

汗くさっっ!って

思われないようにせねば(笑)

 

 

あの時の幸せな香り・・・。

 

 

なんだか無性に恋しいな。

 

 

 

 

おしまい。

 

 

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