ピュアな心を忘れずに。
少し前、息子が考えた標語が入選した話を書いた。
今日はその続編の話だ。
数日前、私が家に帰ると息子が
「お母さん!今日あれ書いたよ!!」
「ん?アレってなに?」
「あれだよ!あれ!!」
「あ!アレねーーーーーー!!」という
「アレ」で会話が進んでいく親子。
「アレ」で伝わる親子の絆、
さすが親子を11年もやってるだけのことはあるわよね(笑)
っていうか、アレとかソレとかばっかりで会話を
続けているとボケが進行しやすいとかって聞いたことがある。
ちゃんと「アレ」の名前を言葉にしたほうがいいらしい。
でもまぁ、「アレ」で通じてしまうのは
夫婦間にしても親子間にしても
心が通じてる証拠ってことでスルーしよう!(笑)
さて、今回の話の「アレ」とは
息子が学校の授業で小学校区青少年健全育成会へ提出する
標語をつくる課題があった。
5年生の子供たちがひとり数個、標語を作り先生に提出、
その中から先生が良いものを選び育成会へ提出。
選ばれた数個の中に息子が考えた標語があったという話。
「アレ」のたった一言を説明したら5行分になった(笑)
標語は看板になり小学校の通学路などに掲示される。
しかもその看板に書かれた文字は標語を考えた子供自身が書く。
いつから道路に掲示されるのか
そしていつ看板に文字を書き込む作業をするのか
特に先生からの告知は無い。
なので、いつ書くのかね~?なんて息子と時折話していた。
んで、数日前看板に文字を書き込む作業をしたのだという。
給食が食べ終わると先生に呼ばれ看板書きの作業をしたみたい。
突然、先生に呼び出されて少しドキドキしながら
先生のもとに向かったらしい。
看板と筆が準備された部屋に移動して看板書き。
大きな看板に文字を一発勝負で書くなんて
大人だって緊張するよね(笑)
「上手に書けた?」と聞くと「うーん、まぁまぁかな」と
どうやら完璧!という感じではない様子。
書くのは楽しかったみたい。
ただ、これを書く為に昼休みが潰れたことを
少し残念がっていたかな。
看板に書き込む作業をしたよ!と報告を受けてから
一週間くらい経過した一昨日、
私が家に帰ると息子が
「お母さん!俺の看板ある場所がわかったよ!」と
嬉しそうに教えてくれた。
家から1分。
我が家がつかっているゴミ捨て場のすぐ近く。
通学路で子供たちが毎日たくさん通る場所に看板はあるらしい。
息子からの報告を受けて昨日の朝、
ゴミ捨てに行くついでにその看板を見に行った。
お!あった!あった!!
・・・・・・・・・・
ヘタな字だなぁ(笑)
まぁ、下書きもなく
ぶっつけ本番で書くには難しいのはわかるけど・・・・
バランス悪すぎじゃね?
せめて鉛筆で下書きとかさせてくれなかったのかな?
毛筆用の筆とかではなく絵具とかで使う筆みたいので
書いたらしいのだが、
いくら使い慣れていない筆だったとはいえ
ヘタ過ぎる文字が笑える。
まぁ・・・このいかにも小学生が書きました!っていう感じが
「敢えて良い」みたいな感じなのかもしれないな。
綺麗な文字で書いてあったら
標語自体が大人が考えたものと思えてしまいそう。
こどものヘタな文字で書くことで
「あぁ・・これは子どもが考えた標語なのだろうな」と
連想させることができるし、
綺麗な文字で書かれた看板より目に留まるだろうから
看板としての役割をおおいに果たしていると言えるだろう。
ちなみに、ゴミ捨て場のすぐ横にも看板が一枚ある。
これは今年新しく掲示されたものではなく
去年からすでにある看板だ。
これまた、標語自体も胸を打ついい標語だと思う。
しかも文字も上手に書けている。
息子と同じ5年生が書いたとは思えないくらい堂々とかけているし
なによりバランスがよくかけている。
それにくらべて我が息子の看板の文字ったら・・・
ひらがなだらけだしっていうか、ひらがなのみだし(笑)
ちょっと恥ずかしい気もするが
まぁ、あじのある看板に仕上がってるよね?
文字はへたくそだけど、標語は素敵。
みんなを笑顔にする挨拶、
心掛けていきたいと思います。
どれくらいの期間ここにあるのかな~?
去年の看板もそのまままだあることを考えると
最低2年は変わらなそう。
2年後、今度は娘が5年生。
お兄ちゃんの標語が選ばれ通学路に飾られるという快挙を
目の当たりにした娘。
負けず嫌いな娘は兄の快挙をきっと羨んでいるに違いない。
だからきっと、
5年生になって授業で標語を考える時間が来たら
間違いなく「選ばれるいい標語を書きたい!」と思うことだろう。
まぁ・・・大抵そういう気持ちで挑む作品は
選ばれなかったりするのだが(笑)
二年後、今度は娘の標語が選ばれたらいいなぁ・・・なんて
親の私もちょっとだけ期待している。
息子いわく、標語が選ばれたの4人だという。
5年生は2クラスあって各クラス4名選ばれたのか
例えば10個中、息子のクラスの子が
4名入選していたということなのか
看板になる標語の総数がいくつだったのかわからない。
が、70名くらいいる5年生の中から
10名選ばれたとしても1/7の確率だ。
その1/7に入ることは簡単な事ではないと思う。
なので、息子の快挙に母は喜びを隠せない。
何より、息子が考えた標語が好き。
子どもらしい素直な気持ちが表れていると思う。
こんなピュアな標語、
大人になったら書けないな、って思う。
もし、頭の中に浮かんでも
ちょっと照れくさくて文字に出来ない(笑)
日頃の息子のピュアなハートが
文字になって表れた標語だな~と思う。
ピュアな心、忘れないで欲しいな。
おしまい。
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