思い立ったが吉日日記。

笑いたい時は笑うの!泣きたい時は泣くの!書きたい時は書くの!自分の気持ちを無視してはいけないのだ。素直に生きることをモットーに働く主婦の胸の内を語ります。

暑すぎる実家。

今週のお題「わたしの実家」

 

私の実家があるのは今、自分が住んでいる場所と同じ市内。

車で10分ちょい位の場所。

 

私の家は大きな川と小さな川に挟まれた平地。

そして実家は実家は小さな山の中というか、麓というか、そんな場所。

 

同じ市内でも微妙な標高差のせいで気温も微妙に

違うんじゃないかなぁ。

 

例えば私の家が雨なら実家はみぞれ。

私の家がみぞれなら実家は普通の雪。

 

って、ほんとに微妙な差なんだけどね(笑)

 

私が生まれた時にはすでに両親は今の実家を購入済み。

似たような家が山へと続く坂道に3軒ならんで建っている。

坂の一番下の家が我が家。

 

姉が生まれた頃は隣町の借家に住んでいて

姉が1歳くらいの時に今の実家を買い引っ越してきたようだ。

 

私は結婚するまで一人暮らしなどをしていないので

結婚をするまでの26年間ずっとその家にお世話になった。

 

 

実家のイメージで印象が強かったところは「寒い」かな。

 

あの家は何しろ日当たりが悪い。

生まれたときからずっとあの家に住んでいたから

それが当たり前だと思っていた。

 

が、

 

今の家に越してきてから、いかに実家の日当たりが

悪い場所であったのかをめちゃくちゃ実感している。

 

 

実家の南側には、通称「城山」と言われる小さな山がある。

むかーし、お城があったらしい。

 

その城山のせいで我が家の日照時間はかなり短い。

朝はそれはそれはまぶしいくらいに陽があたる。

 

陽が上がってから数時間はぽかぽかと暖かい。

が、早くも2時半を過ぎたころから山の影になり

冬は寒々しいほどに日陰に。

 

母は布団干しに命を懸けている。

 

1階に父と母の寝室があり、

晴れた日はよく、1階から2階のベランダまで

えっちらこ、こっちらこ、うんとこどっこいしょ〜と

分厚い布団を運んではベランダに干していた。

 

 

今思うと、布団干しが大好きだったわけではなく

一日の日照時間が少ないからそれを回数で補っていたのだろうな・・・。

 

 

姉と私が嫁に行き、実家を出てから数年の間は

お正月は実家に集まって新年会を行っていたのだが

 

姉と私がマイホームを買い落ち着いたここ数年は

お正月の新年会を当番制の持ち回りにしている。

 

私の家と姉の家、どちらとも日当たり抜群だ。

新年会は大抵、昼少し前くらいから始まる。

 

実家と違いお天気がいい日は朝から夕方まで

暖かい太陽の光が当たり続けるので

父と母は「ここはいいなぁ~、暖かいなぁ~」と

毎回、毎回、かみしめるように陽の当たる部屋を満喫している(笑)

 

 

父は昔から家の日当たりをめぐり、

城山の地主とひと悶着、ふた悶着を起こしている。

 

長い歳月をかけて日当たりをよくするために

城山に生える杉の木を伐採してくれるよう交渉などをして

長年の夢が叶い城山のほんの一部の杉の木の伐採をしてもらえた。

 

が、

 

伐採してもらえたのはほんの一部なので

日照時間はさほど伸びてはいない。

 

ただ、日照時間こそ伸びてはいないものの

鬱蒼としていた山はだいぶスッキリとしたので

視界が開けて開放的にはなった。

 

 

幼い頃から、日当たりの良さの重要性を訴え続ける

父の背中をみながら育った私は

自分がマイホームを購入するとなったときに

マイホームの条件として上位に「日当たり」を入れていた。

 

上位というか、第1位といってもいいだろう。

 

日当たりが良いことのメリットはたくさんある。

 

・洗濯物がよく乾く。

・日中は電気をつけなくても明るい。

太陽光発電に最適。

・植物の育ちが良い(家庭菜園) 

 雑草も伸び放題というデメリットもある(笑)

・健康に良い。

・精神的にも陽を浴びることは良いと思われる。

 

などなど。

 

 

ちなみに、実家のイメージは「寒い」と言ったが

これともうひとつある強いイメージは「暑い」である。

 

太陽の低い冬、城山のせいで日照時間が短い実家だが

夏になる太陽の位置が高くなると冬に比べると

日当たりが良くなる。

 

わが家には私が高校生になる頃までエアコンが無かった。

なので夏の暑さからの回避方法は扇風機&うちわのみ。

 

高校の頃、初めて我が家にエアコンがやってきた!

と言っても部屋の壁の上部に取り付けられる一般的なエアコンではなく

窓に取り付ける古いタイプのエアコンだ。

 

とはいえ、エアコンはエアコン。

スイッチをいれればそれなりに部屋は涼しくはなる。

 

ただ、問題は母も父もエアコンを好んでつけるタイプではないってことだ。

窓に設置したエアコンはほとんど使わない。

 

あちぃ〜あちぃ〜と言いながら

タオルで汗をぬぐい手にはうちわ。

お風呂上りは扇風機の前でほてった体を冷ます。

 

エアコンに何か恨みでも?ってくらい

エアコンを使わない。

 

午前中は日の当たらない西側の部屋で生活をし、

夕方、西日が射すころは東側の部屋に移動して生活をする。

 

家中の窓という窓を全て網戸にして風を通し

天然の風と扇風機をうまく配置して暑さから回避。

そんな生活の仕方をしていた。

 

そんな生活の仕方しかしらない私は

それが当たり前と思って生活してきたので

その生活をそこまで「苦」に感じていなかったのだが・・・・

 

 

社会人になり、今の旦那とお付き合いをするようになった。

ある夏の日の夜、旦那が我が家に来た。

 

娘が彼氏を家に呼んだ日ですら我が家のエアコンのスイッチはOFF。

 

夜とはいえ暑い。

 

もともと汗っかきの旦那はダラダラ汗をかいていた。

後日、お前の家は暑すぎだ。なぜエアコンを使わないのか、と

エアコンを使わない我が家を全否定していた(笑)

 

まぁ、今となっては気持ちはよくわかりますが・・・。

 

 

旦那と結婚をして、我が家の身内となった旦那。

当然、実家にあつまり食事をしたりする機会も増えた。

 

もともと人見知りな旦那は私の実家でご飯を食べたりするのは

あまり好きではなない様子だった。

誘えば、重い腰をあげてなんとか来てくれるって感じかな。

まぁ、着いたら着いたでそれなりに

楽しそうに過ごしてくれるのでその辺は感謝していた。

 

 

結婚をして数年がたつと、私の家族ともだいぶうちとけて

実家での食事自体は抵抗なく来てくれるようになったけど

それは夏以外の季節限定だった(笑)

 

 

結婚をして実家を出た私。

旦那との新婚生活が始まってから20年近くになる。

夏にエアコン、当たり前の生活をしている。

 

この異常なまでに暑い夏に

エアコンなしの生活なんてもう戻れない。

 

が、娘が生まれた時一カ月間、里帰りをした。

娘は8月10日生まれ。

生後約1週間は病院で過ごした後実家へ。

 

9月。一番暑い時期だ。

 

あいかわらず実家ではエアコンは使わない。

が、一カ月も居ると昔生活していた頃の

耐性があるせいか、

暑い、暑いといいながらも結構体が慣れててきて

エアコンなしの生活なんて、絶対無理!!と思っていたけれど

案外なんとかなってしまった。

 

でも、エアコンなしの生活がなんとかなったのは

実家だからだと思う。

 

実家の間取りのおかげ。

 

まず、窓の大きさと窓の位置。

そして各部屋の並びのおかげ。

 

一階の部屋の窓を全開にして網戸にすると

家の中を風が抜けていく。

 

東側に両親が寝室として使っている部屋が一つ

真ん中に台所、そして西側に居間がある。

 

西側の部屋と東側の部屋を一日の中で

移動しながら生活すると暑い夏でもなんとかなるのだ。

 

 

里帰り中は息子も実家にお世話になっていたから

旦那は一人で生活をしていた。

 

普通、こんな時 独身気分になって

羽を伸ばすのが男ってもんだと思っていたのだが

うちの旦那はどうやらそういうタイプの人間ではなかったらしい。

 

基本、寂しがり屋なのだろう。

家に帰って、家に誰もいない生活が寂しいらしく

 

実家によく顔をだした。

あんなに嫌がっていた私の夏の実家に(笑)

 

自ら泊まっていくと言い出す日もあるほどだった。

 

夏は暑くて実家に近寄りたがらないことを知っていた

私の両親は旦那の変わり様にびっくりしてたっけな(笑)

 

暑くても子供とずっと離れて暮らす生活が

寂しくて、退屈で、よっぽど嫌だったんだろうな・・・

 

 

絶対、単身赴任なんて出来ないタイプだな(笑)

 

 

私と正反対の性格だなぁ。

 

 

今年の冬は結構寒いよなぁ。

 

実家はきっと今日も明日も明後日も

日照時間が短くて寒いんだろうな。

 

昔はストーブを使っていた。

最近はファンヒーターを使っている。

 

あとはこたつとホットカーペット

これで寒い冬を乗り切ることだろう。

まぁ、冬はね?

そこまで過酷ではないのよね。

 

寒ければ着込めば言い訳だしね。

 

子供の頃、子供部屋には暖房器具が一切なくて

夜、寝るために自分の部屋に入って布団に入って

息を吐くと白い息が見えるほど冷え切っていたっけな(笑)

 

そんな生活も懐かしいわ。

 

あ、もう戻りたくはないけれど(笑)

 

 

夏は暑くて、冬は寒い私の実家。

 

だけどね?

 

いつ行っても、両親は私や、私の家族を

温かく招き入れてくれるから実家は心に優しく温かい場所だ。

 

帰る実家があるって幸せなことだなぁ。

これからもずっと実家で両親には元気に暮らしていてもらいたいな。

 

 

 

おしまい。

 

 

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