思い立ったが吉日日記。

笑いたい時は笑うの!泣きたい時は泣くの!書きたい時は書くの!自分の気持ちを無視してはいけないのだ。素直に生きることをモットーに働く主婦の胸の内を語ります。

親も気力・体力勝負なのよ。

去年の11月に子供が野球チームに

入団してからというもの生活が野球一色に。

 

我が子が入団したチームはまぁまぁ強いチームのようだ。

 

野球をする子供の数が昔に比べると大分減っているようで

私の住む町の周辺にある野球チームの数はあまり多くない。

 

なので地元の小さな大会などは結構な確率で優勝。

春から夏にかけて多数の大会にエントリーをしている。

 

そのいくつかある大会の中に

「ミズノカップ」という大会があった。

勝ち進むと全国大会がある大きな大会だ。

 

 

コロナのせいで緊急事態宣言が出たり

他県への移動が許されていない団体などもあり

試合自体、棄権するチームが続出していた。

本来ならば4回は試合に勝たないと

県大会行きの権利を得られない

が、

初戦は相手の棄権にて不戦勝。

2回戦・3回戦はちゃんと試合をして勝ち進んだ。

 

そして4回戦目。

 

この試合に勝ったら県大会出場の権利を得られる大事な大会。

 

が、

 

この4回戦目を迎えるにあたり

私たちの野球チームはかつてないほどにざわついていた。

 

それはなぜか?

 

 

もし、この4回戦に勝利し、

全国大会に進むこととなればなんと!!

熊本県」まで遠征に行くということになるのだ。

ちなみに私が住んでいるのは神奈川県。

 

 

役員のお母さんからグループラインに告知が入る。

「次、勝ったら全国大会は熊本です!」

 

 

はい??

 

 

く、く、く、熊本ですか????

 

 

マジですか??

 

嘘でしょ?

 

マジ、熊本??

 

 

あまりの遠さに動揺が隠せなかったよね(笑)

 

えーーーーーー!?どうやって行くの?

えーーーーーー!?旅費が一体いくらかかるの?

 

えーーーーーー!?

えーーーーーー!?と

 

もう頭の中はパニック。

 

 

頑張っている子供たちに次の試合、

どうか負けてくださいなんて言えないし。

 

試合をするからには熊本行のことはひとまず

置いて置くとして精一杯全力で戦ってきてほしい。

 

子供たちは次の試合を勝ったら全国大会出場、

行先は熊本県という話を聞いて大興奮。

 

子供たちは「行きたい!!」と皆、

口をそろえて言っている。

 

まぁ、そうだよね。

子供はお金の心配もなけりゃ

移動手段の心配なんて

一切考えなくていいものねぇ。。。

 

 

チーム的にもここまで遠い他県への遠征は

初めてのことのようで現実問題、

子供を連れて熊本までの移動、宿泊、試合、

それらを本当にこなすことができるのかなど

心配が尽きないといった感じ。

 

とはいえ、対戦し敗退したチームのことを考えると

簡単に辞退という訳にもねぇ?

何はともあれ次の試合の勝敗次第の話。

 

 

「勝ったら熊本」は頭の隅に置いておき

とりあえず子供たちを全力で応援しよう!と

保護者ともども一致団結して挑むことに。

 

 

7月の末から8月の頭にかけて行われる全国大会。

熊本で行われるその大会でベスト8まで入れたら

秋に優勝を決める大会がさらに開催されるらしい。

 

しかも、その大会はプロ野球の試合が行われる

球場で開催予定だと言う。

 

 

もし、熊本行きの権利を取得できたとして

大会に参加できたとしてもさすがにベスト8に

入ることは出来ないだろうと思いつつも

 

優勝を決める秋の大会の会場が福岡ドームとかだったら

これまた大変だねぇ~なんて冗談を交えつつも

保護者の間では熊本行の話題で盛り上がっていた。

 

 

5月の最後の土曜に運命の

4回戦目の試合が行われるハズだった。

 

が!!

 

その週の頭に対戦相手から連絡が入った。

内容は一言で言うと「棄権させていただきます」だ。

 

役員さんのところにきたメールには

他の大会と日程が重なってしまったこと、

主力の選手がケガで出場できない等々。

棄権の理由など丁寧に書いてあったようだ

が、

棄権の理由の本当の理由はたぶん

メールの文面に書かれていたことではなく

熊本まで遠征するのは現実的に厳しいとういのが

本当の理由なのだろうな・・・。

 

メールにはそんなことは一切書いてなかったようだけど

心中を察すれば容易にわかることだ。

それくらい熊本への遠征は難易度が高い、高すぎる。

 

 

たった2回、試合に勝っただけで

全国大会への切符を手に入れてしまった私たち。

せっかく行くのであれば試合にちゃんと勝ち続けて

その切符を入れたかったというのが本音だ。

勝った勢いをそのままに全国に行きたい。

 

全国大会を経験できるなんてそうそうない。

何にでもいえることだけど、

経験は大きな成長に繋がるし自信にもなる。

 

できることなら経験させてあげたい。

 

とはいえ・・・・出費が。

 

 

熊本行が決定する前までは

実際どうやって移動をするかや

どこに泊まるか、いくら費用が掛かるのかなど

あまりにも未知なことが多過ぎて現実味がなかったのだが

 

熊本行が決定するとすぐに主催者側から

熊本遠征のための資料が送られてきて

一気に現実味が増してきた。

 

心配していた移動手段や宿泊先、

大会中のバスの手配から日程などの案内を見ていると

これならなんとか行けるかも!?と保護者の気持ちも

熊本行きを前向きに考えられるようになってきた。

 

 

が、

 

問題は私にあった。

 

私は旅行が得意ではない。

気心のしれた友達同士や家族で行く旅行ならまだしも

野球チームの仲間たちと遠い熊本へ2泊。

 

しかも、遊びではなく県大会の為の遠征だ。

親は子供のサポート役として帯同するのだ。

家でやるのだって大変なのに

慣れない宿泊先のホテルで子供のユニフォームを洗い

水筒の準備をしたり、体調を管理したり、

なんていうか、もうプレッシャー半端ないよね。

 

保護者の全員が熊本に行けるわけじゃないと思うし。

大会期間は夏休み中で子供は休みだけれど

親は休みじゃないし。

 

仕事を休んでまで熊本へ帯同できる親はきっと限られている。

我が家もそうだ。

 

この間、コロナにかかり散々仲間に迷惑かけた。

10日以上休みをもらったうえにこの夏また数日の休みを取る??

 

いやぁ~申し訳なさすぎる!!って思ってた。

 

が、

 

職場の仲間は仕事はなんとか頑張るから

せっかくだから行ってこい!と背中を押してくれた。

 

 

ってなわけで仕事の心配は無くなった。

 

 

が、、、、、、

 

 

まだ問題は解決していない。

 

 

もう一度言う。

 

私は旅行が得意ではない。

 

若い頃は年に1回くらい

高校からの友達とよく旅行に行っていた。

が、

楽しいことは楽しいのだが

どうにもこうにも「いつもと違う環境」ってやつが

苦手なようで旅行中、体調を崩すことが多かった。

 

下痢をしたり、頭が痛くなったり。

楽しいのだけど、思い切り楽しめないっていうか。

帰ってきたらもうヘトヘトって感じで。

 

 

だからこの熊本行きの話が出た時

一番心配だったのが「自分の体力と体調」だ。

 

遠征にかかる費用は痛い。

家族四人で行こう!なんてことになったらもう大変!

さすがに四人分の旅費を捻出するのはキツ過ぎる。

旅費は一人10万くらいかかるらしい。

 

行くなら息子と私の二人で参加するか

役員のお母さんに子供のお世話をお任せして

息子だけを送り出すかの二択。

 

熊本行きの話が決まった数日後、

役員さんからグループラインに保護者に向けて

率直な意見をお聞かせくださいと

参加に対しての決を問うラインが流れた。

 

各家庭事情があることを考慮し

無理のない返事を聞かせてくださいと

丁寧な文章が送られてきた。

 

 

保護者の頭数があまりにも少ないと

帯同してくれる人への負担は大きくなるだろう。

 

でも入ってまだ半年の私に何ができるだろう?

ちゃんと子供の帯同者として役にたてるだろうか?

 

役に立つどころか体調崩して、

逆に迷惑をかけてしまうのではないか?

それなら息子だけを連れて行ってもらって

帯同してくれた保護者の方たちの旅費を少し

負担したほうがいいのかな?

などなど、

色々と考えてみた。

 

 

熊本に行くとなれば飛行機に乗っていくプランを

選択することになるだろう。

 

息子はまだ一度も飛行機に乗ったことがない。

初めて飛行機に乗ることに関しては

息子は怖がることなくむしろ楽しみにしている様子だ。

 

とはいえ、やはり多少の不安があるようで

「お母さんが来れなくても参加はしたいけれど

お母さんも一緒に行ってくれた方が安心する」と言われ

 

ますます悩む母。

 

 

旦那とも相談した。

 

 

三日間、私と息子が家を空けるとなれば

娘の世話は旦那がするか実家に預けるか

娘のことも考えないといけない。

 

 

家族会議の結果、我が家は

息子と私二人で参加することに決めた。

 

 

決死の想いで覚悟を決めての参加表明。

 

参加の有無を問うラインから数日間、

熟考した上の決断。

 

参加受付締め切りのギリギリまで

時間を使って考えて決断した。

 

ってそれくらい

 

私にとって熊本行きの話は

心を揺るがす大きな事件だった。

 

 

行くと決めたからには不安な思いは振り切るように努力して

せっかくの熊本行き、野球の仲間との初めての県外遠征、

初めての宿泊、初めての県大会出場を楽しむことに気持ちを

シフトチェンジ。

 

 

レギュラーチームの子供10数名と

保護者(母)7名の参加が決定。

 

監督に保護者の参加人数などをお知らせし

大会への参加について最終協議をした。

 

 

その結果・・・・・・。

 

 

 

「今回の熊本行きは棄権しましょう」

 

 

 

・・・・。

 

 

 

うーーーーーーーん。

 

 

ホッとしたような?

残念なような?

 

 

なんかめっちゃ複雑な気持ちだーーーーーーー!!

 

 

監督と役員さんとで話し合って決めた結果なので

不服というわけじゃない。

 

やっぱり子供を大勢連れて行くとなると

責任もあるしプレッシャーもあるし

経験させてあげたい気持ちもあるけれど

安全を確保できない状況で無責任に決断できないよねって

そんな感じみたい。

 

帯同できる母親の数はまぁ、

必要人数そろったみたいだけど

父親の参加がゼロで。

 

参加する子供が皆、男の子ということもあり

男親の参加がゼロだと

指導者の方の負担が大きすぎる点などが

棄権に至った要因のうちのひとつかな。

 

とはいえ、

働いてるお父さんたちに無理をさせるのもね。

 

 

 

ふぅ。

 

 

無くなってしまった全国大会。

 

 

でも大丈夫。

 

全国大会がある大会へのエントリーは

ミズノカップ以外にも何個かあるし。

 

 

その何個かある大会の中のひとつが

高円宮杯 通称、マクドナルド杯というものらしい。

この大会、少年野球をしている団体なら皆

知っているであろうってくらい大きな大会らしい。

 

高校生で例えるなら「甲子園」みたいな扱いらしい。

日本一を決める有名な大会なんだってさ。

 

 

地元の予選会で順当に勝ち進んだ我がチームは

こちらの大会の出場権をゲットした。

私の住む地区はチーム数が少ないから数回

勝ち進んだだけでラッキーなことに出場できてしまうのだが

他の県や同じ県内でも別の地域で野球をしているチームだと

ライバルが多くて出場できるだけでもすごいことらしい。

 

まず、出場するチームはマクドナルド杯出場の証となる

ユニフォームの袖の部分につけるワッペンをもらえるらしい。

それがこちら。

野球をする児童ならこのワッペンがついてるだけで

おーーーーー!あの大会の出場経験があるのね!!て

ちょっと自慢できるくらいのモノらしい。

 

ちなみにこのマクドナルド杯では三種類のワッペンが存在するらしい。

 

まず、このワッペン。出場権を獲得したチームがもらえる。

次にベスト8だったか、ベスト4だったか、

ちょっと忘れちゃったけど勝ち進んだチームのみがもらえるワッペン。

そして最後のワッペンは優勝チームだけ、

つまり1チームしかもらえない誇り高き憧れのワッペンだそう。

 

 

裏面はシールになっていてユニフォームに

直接貼ることができるようになっているのだけど

これをつけて居られるのは一年間だけということで

ゆくゆくははがさないといけないらしい。

 

後ではがしやすい様に貼らずに

縫い付けてくださいと役員さんから言われたので

裁縫が苦手な私はヒーヒー言いながら縫い付けた。

 

今回、20名まで選手登録ができるということで

レギュラーチームは17名。

残りの3名、せっかくだからということで

経験することで今後の為になるだろうということで

ジュニアから3名選手登録することに。

 

嬉しいことに娘はその3名の中の一人として

光栄にも選んでいただけたので

息子と娘二人分のワッペンを縫い付けた。

 

縫い付けてから思ったのだが・・・・

糸の色・・・・・・

赤にすればよかった(笑)

 

 

そんなこんなで迎えた大会当日。

 

初めて行った等々力球場はなんせ綺麗!!

球場以外にも周辺にはいろいろなスポーツ広場があって

とっても雰囲気の良い場所でワクワクした。

 

残念なことに興奮しすぎて

等々力球場の外側の写真を撮り忘れた。

 

いよいよ開会式開始。

こんな大きな大会の開会式は初体験。

 

この写真だと見えずらいけれど選手と指導者&監督など皆

赤と白のシマシマの靴下を履いている。

これがマクドナルド杯では決まり事らしい。

 

出場が決まったら事前にこの靴下を購入するのだ。

一人一足、購入することでマックが運営する

病気の子供たちをサポートする家族への募金として

購入費用の一部が寄付されるしくみになっているようだ。

 

うん、素晴らしい取り組みだ。

 

だが、ひとつだけ言いたい。

赤と白のシマシマはちょっとダサくね?

 

開会式には元巨人軍の宮本和友さんが来ていた。

プロ野球とかもさほど興味がない私は

宮本の現役時代のことなどほとんど知らないけれど

 

あ!ズムサタの人だ!!ってちょっと興奮(笑)

 

さすがTVにガンガン出てただけある人だな~って感じ。

開会式でのあいさつはしっかりと笑いを取り入れて

会場の人の心を掴んでいて感心したわ。

 

選手宣誓をした子供の声が元気ですごく良かった。

きっとあの子の親は心臓バクバクさせながら

我が子の姿を見守っていたに違いない。

 

開会式が終わると慌ただしく1回戦目が行われる別の会場へ移動。

等々力球場があまりにも素晴らしすぎたせいで

次の会場がショボく見えた(笑)

 

試合が始まるまで軽く食事をとりながら前のチームの試合を見学。

 

いよいよ大事な大事な一回戦目。

トーナメント戦だから一度負けたらこの大会はもう終わり。

 

かなり熱い試合を繰り広げたものの負けてしまった。

最終回はもうハラハラドキドキの展開。

けっこう大事な場面で代打として息子の名前が呼ばれたから

もう、心臓が張り裂けそうだったわ。

 

息子はボテボテのセカンドゴロ。

マジか!!とがっかりしていると相手チームの

送球エラーでラッキーなことにセーフ。

 

その後もどんどん塁にランナーが溜まっていったけれど

なんやかんやで得点に繋がらず惜しくも敗退。

 

試合終了して戻ってきた子供たちを

お疲れ様~!!頑張ったね~って拍手で迎え入れると

悔し泣きしている男の子がいたりして

こちらまで胸が熱くなっちゃった。

 

んで、ふと娘を見ると

どういうわけか出場していない我が娘まで

つられて悔し泣きしててびっくり(笑)

 

娘なりに力いっぱい応援していたのだなぁ・・・と。

負けて悔しいと思える心を大切に持っていれば

きっといつか勝てると母は信じております。

 

今はまだ入って半年。

まだ四年生の娘。

今のレギュラーチームの子たちには到底

追い付けないレベルのジュニアチームだけれど

 

一生懸命練習して娘たちが6年生になった頃には

また今の6年生たちのように熱い試合ができるくらいに

成長していることを楽しみにしています。

 

そうそう、娘の代は女の子が数名いる。

この間のジュニアの試合で満塁の場面があった。

しかも塁にいるのが全員女の子でさらにバッターも

女の子っていうとても珍しい光景が。

 

満塁になったのはほとんどが

フォアボールによる進塁だったけど(笑)

 

ジュニアのリーグは相手チームもこちらのチームも

まだまだ未熟なので仕方ない。

ちなみに最近は未熟ながらも我が娘、

先発ピッチャーをやることが多い。

まだまだコントロールがイマイチ。

相手チームも似たようなもんだから

試合はいつもどっこいどっこいな感じ。

 

フォアボールとエラーで得点が入るって感じで

まだまだ上級生たちのようにはいかない。

 

 

いつかちゃんとヒットを打って進塁して

女の子で塁が埋まる光景を見てみたい。

 

素敵じゃない?

 

 

頑張れ!!女の子たち!!

 

母の野球応援の道はまだまだ長い。

 

 

 

 

 

おしまい。

 

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